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葬儀会館ティア(TEAR)の料金と評判|「ティアの会」割引率と家族葬プラン総額

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葬儀会館の受付カウンターに置かれた白い菊の花と料金資料 葬儀の基礎知識・用語集
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名古屋に本社を構える葬儀会館ティア(TEAR)。中部地方では知らない人がいないくらいの知名度で、東京・関西にも会館を広げています。私のところにも「ティアで家族葬の見積もりをもらったんですが、これって妥当なんでしょうか」という相談が年に何件か届きます。

先日も、ご主人を亡くされた60代の奥様から「ティアの会に入っていれば10%引きと聞いて、慌てて入会して葬儀を頼んだ。でも最終的に総額150万円を超えた。割引って本当にあったのかしら」と電話をいただきました。見積書のコピーを送ってもらって一行ずつ確認したところ、割引はちゃんと適用されていたのですが、ご本人にはそれが伝わっていなかった。

この記事では、ティアの料金体系・ティアの会の割引の実態・家族葬の総額相場・口コミの中身を、現場の人間として正直に書きます。広告のいい話だけでは決められないと思うので。

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  1. 葬儀会館ティア(TEAR)とはどんな会社か
    1. 展開エリアと主な会館数
  2. ティアの基本プラン一覧と料金の目安
    1. プラン金額に含まれているもの
    2. プラン金額に含まれていないもの(追加で必要)
  3. 「ティアの会」の入会金と割引率の実態
    1. 入会金と特典
    2. 実際の割引額はどのくらいになるのか
    3. 入会のタイミングと注意点
  4. 家族葬プランの総額シミュレーション
    1. 追加費用が膨らみやすい3つの落とし穴
  5. ティアの評判・口コミの中身を分解する
    1. 良い口コミに多いポイント
    2. 悪い口コミに多いポイント
    3. 私が現場で見たティアの強みと弱み
  6. 他社との料金・サービス比較
  7. ティアで失敗しないための事前準備
    1. 事前相談で必ず確認したい5項目
    2. エンディングノートで決めておくべきこと
  8. ティアが向いている人・向いていない人
    1. ティアが向いている人
    2. ティアが向いていない人
  9. よくある質問
    1. Q1. ティアの会は退会できますか?退会金はかかりますか?
    2. Q2. 亡くなった当日でもティアの会に入会できますか?
    3. Q3. ティアの家族葬で実際に支払った総額の中央値はどのくらいですか?
    4. Q4. ティアは菩提寺がなくてもお坊さんを紹介してもらえますか?
    5. Q5. ティアの一日葬と火葬式(直葬)の違いは何ですか?
    6. Q6. ティアでは支払い方法に分割払いやクレジットカードは使えますか?

葬儀会館ティア(TEAR)とはどんな会社か

ティアは1997年に名古屋市で創業した葬儀社で、東証プライム上場企業です。「町内に1軒のティア」を掲げて出店を続け、2024年時点で直営会館は約230店舗。中部圏の世帯加入率の高さは業界でも特異な水準で、名古屋市内では「親族の葬儀を出した先がティアだった」という声を本当によく聞きます。

業界の中でティアが注目される理由は、料金の明朗化を早い段階で打ち出したこと。創業者の冨安徳久氏が「明朗・適正・透明」を掲げてチラシで料金を出した。今でこそ当たり前ですが、当時の葬儀業界は見積書を出さない・追加請求が当然という空気があったので、これは業界的に大きな変化でした。

展開エリアと主な会館数

本拠地は愛知県で、東海3県(愛知・岐阜・三重)の会館数が全体の半数以上を占めます。大阪・東京・神奈川・埼玉にも進出していますが、首都圏での認知度はまだ中部圏ほどではない、というのが現場の感覚です。私が以前、関東のご遺族に「ティアって聞いたことありますか」と尋ねたら、半数は知らないとお答えでした。

会館は1ホール完結型が多く、駐車場が広い、ロビーが明るい、家族葬向けの小規模スペースもしっかり用意されている、という設計が共通しています。古い式場特有の薄暗さや線香の染み付いた壁、というのはあまりない。最近建てた会館だと、まるでホテルのラウンジのような印象を受ける場所もあります。

ティアの基本プラン一覧と料金の目安

ティアの公式プランは大きく分けて4種類です。火葬のみのプラン、一日葬、家族葬、一般葬。価格は2024年の公表資料と私が現場で確認した範囲をもとに整理しています。エリアと時期で多少前後するので、実際の見積もりは必ず取ってください。

プラン名会員価格(税込)一般価格(税込)想定参列者
火葬式(直葬)約16万円〜約18万円〜家族のみ5名前後
一日葬約44万円〜約49万円〜家族・親族10〜20名
家族葬約62万円〜約69万円〜20〜30名
一般葬約95万円〜約106万円〜50名以上

「〜」の表記が気になる人も多いと思いますが、これは祭壇のグレードと棺のランクで動くから。たとえばティアの家族葬62万円プランの祭壇は花数が控えめのスタンダードで、もう少しボリュームを出したいというご希望が出ると上のグレードに切り替わり、10〜20万円ほど上がるのが一般的です。

プラン金額に含まれているもの

  • 祭壇・棺・骨壷・遺影写真の加工
  • ドライアイス(通常2〜3日分)
  • 寝台車・霊柩車の手配
  • 会館使用料(通夜から告別式まで)
  • 司会・進行スタッフの人件費
  • 受付備品・案内看板など

プラン金額に含まれていないもの(追加で必要)

  • 火葬料(自治体に支払う実費。市民料金で5,000円〜民間で7万円程度)
  • 飲食費(通夜振る舞い・精進落とし)
  • 返礼品・香典返し
  • 宗教者へのお布施(読経・戒名料)
  • 遠方搬送がある場合の追加距離料金
  • 安置日数が延びた場合のドライアイス追加

とくに勘違いされやすいのが、お布施はプラン外という点。ティアの62万円家族葬プランで見積もりをもらっても、お寺さんへのお布施20〜40万円は別途必要になります。小さなお葬式やイオンのお葬式と比較した記事でも触れましたが、葬儀社のプラン金額と最終支払額が一致しないのは業界全体の構造的な問題でもあります。

「ティアの会」の入会金と割引率の実態

ティア最大の特徴とも言えるのが、会員制度「ティアの会」です。互助会のように毎月積み立てるタイプではなく、入会金10,000円を一度だけ払う買い切り型。これがティアの会の一番のポイントだと私は思っています。

入会金と特典

入会金は10,000円(税込)で、入会後は本人と二親等以内の親族の葬儀に会員価格が適用されます。本人だけでなく親・配偶者・子・兄弟姉妹・祖父母・孫の葬儀でも使えるのが嬉しいポイント。月会費・年会費は一切ないので、入って放置しておいても損はしません。

特典内容を整理するとこうなります。

  • 葬儀プラン料金が会員価格で利用可能(通常価格から5〜10%引きが目安)
  • 提携店舗での割引(仏壇・墓石・法要会場など)
  • 事前相談・終活セミナーの無料参加
  • 会報誌の送付

実際の割引額はどのくらいになるのか

家族葬69万円プラン(一般価格)が会員価格で62万円になる。差額は約7万円。入会金1万円を引いても6万円のメリットがあります。一般葬の106万円プランなら、会員価格は約95万円。10万円以上の差が出ます。

正直に書くと、互助会のように何十万も積み立てて何十万も値引き、というほどのインパクトはありません。でも、入会金1万円という低リスクで5〜10%引きが取れるのは、十分元が取れる仕組みだと思います。とくに親御さんが高齢になってきて、いつあるかわからないという段階の人にはおすすめ。さがみ典礼など互助会型の解約トラブルと比べると、ティアの会は退会時の返金トラブルが起きにくい構造です。なにせ積み立てていないので、もめようがない。

入会のタイミングと注意点

入会のベストタイミングは、家族の体調に不安が出始めた時点。亡くなってから入会しても会員価格は適用されません。これは多くの会員制度で共通のルールですが、慌ててから動くと後悔します。冒頭の60代の奥様のように、ご主人が危篤状態になってから慌てて入会する人はけっこう多い。事前相談の時点で入会を勧められたら、断る理由はあまりないかなと思います。

家族葬プランの総額シミュレーション

「家族葬62万円」と聞いて、その金額で終わると思って契約すると間違いなく後悔します。実際にティアで家族葬を行った場合、トータルでいくらになるのかをシミュレーションします。設定は、参列者25名、僧侶を呼ぶ仏式、名古屋市内の市営斎場利用。

項目金額備考
家族葬プラン(会員価格)620,000円祭壇・棺・寝台車・会館使用料込み
火葬料5,000円名古屋市民料金
飲食費(通夜振る舞い)50,000円1人2,000円×25名
飲食費(精進落とし)87,500円1人3,500円×25名
返礼品62,500円1個2,500円×25名
香典返し(即日返し)50,000円1個2,000円×25名
お布施(読経・戒名料込み)250,000円地域相場の中央値
ドライアイス追加(1日)11,000円安置3日想定の追加分
総額1,136,000円

プラン金額の62万円が、最終的には113万円。約2倍に膨らみます。これは決してティアが上乗せしているわけではなく、葬儀というものは必ず「人と人が集まる」場なので、参列者の人数分だけ飲食・返礼品の費用が積み上がる。これは業界の構造です。

逆に、参列者を10名以下に絞り、お寺を呼ばず、戒名も付けない、という割り切りができれば総額は70万円台に収まります。直葬や火葬式の費用と流れをまとめた記事でも書きましたが、規模を小さくする意思決定が一番効きます。

追加費用が膨らみやすい3つの落とし穴

1つ目は祭壇のグレードアップ。スタンダードプランの祭壇を見たご遺族が「やっぱり寂しいので少し花を増やしたい」とおっしゃると、5万・10万単位で上がります。2つ目は棺のグレード。最廉価の桐合板棺から、彫刻入りの上等棺に変えると差額10万円以上。3つ目はドライアイスの追加。友引や火葬場の混雑で安置日数が伸びると、1日1万円前後で積み重なります。

事前相談のときに「総額でだいたいいくらになりますか」と必ず聞いてください。プラン金額だけで判断しないこと。良い葬儀社の担当者なら、お布施や飲食まで含めた概算を出してくれます。

ティアの評判・口コミの中身を分解する

ネット上の口コミを見ると、ティアは概ね高評価です。でも一部に厳しい声もあるので、両面を冷静に整理します。

良い口コミに多いポイント

  • 担当者が丁寧で、終始落ち着いて進めてくれた
  • 会館が清潔で、控室で家族がゆっくり過ごせた
  • 見積書が一行ずつ説明され、追加料金が出なかった
  • 司会の声と進行のテンポが心地よかった
  • 事前相談の段階から急かされず安心できた

とくに「担当者が良かった」という声は本当に多い。ティアは社員教育を重視している会社で、葬祭ディレクター技能審査の1級・2級を持っている社員の比率が業界平均より高いと公表されています。新人を1人で現場に立たせない方針も社内で徹底されているようで、トレーニング体制は手厚いほうだと業界内では知られています。

悪い口コミに多いポイント

  • プラン金額より総額が高くなった(上で説明した構造の話)
  • 担当者が若く、頼りなく感じた
  • 祭壇の花数が他社プランより少なく感じた
  • 追加注文を断りにくい雰囲気だった

「若くて頼りなかった」という声は、ティアが急成長している裏返しでもあります。会館を増やし続けているので新人の配属も多い。これはどの大手葬儀社にも共通する課題で、ティアだけの話ではないのですが、不安なら事前相談の時点で担当者を指名できるか確認しておくと安心です。

私が現場で見たティアの強みと弱み

強みは、見積書の透明性。一行一行が項目名と金額で並んでいて、何が含まれて何が別料金かが追いやすい。これは業界でも上位レベルの明朗さだと感じます。弱みを挙げるとすれば、地域密着型の小規模葬儀社と比べると、どうしてもマニュアル感が出やすいこと。担当者の個性が抑えめで、「あの人にお願いしたい」というファン化はしにくい印象です。

他社との料金・サービス比較

同じ家族葬プランで他社と比べるとどうなのか。中部圏で競合する葬儀社と、全国系の格安サービスを並べて整理します。

葬儀社家族葬プラン最低価格会員制度特徴
ティア約62万円(会員価格)入会金1万円買い切り明朗会計・直営会館多数
平安閣約55万円〜互助会積立型中部圏で歴史長い
ベルコ約60万円〜互助会積立型全国展開・結婚式も対応
小さなお葬式約49万円無料会員割引仲介型・提携会館
イオンのお葬式約49万円イオンカードで割引仲介型・全国対応

価格だけ見れば仲介型の小さなお葬式やイオンのお葬式のほうが安く見えます。ただ、これらは葬儀社を仲介する仕組みで、実際に施行するのは地域の提携葬儀社。担当者の質や会館のグレードは行ってみないとわからない、というのが正直なところです。

ティアは直営会館でティア社員が施行するので、品質のばらつきは仲介型より小さい。価格と品質のバランスを取りたい人にはティアが向いていて、とにかく安く済ませたい人には仲介型が向く、という棲み分けかなと思います。

ティアで失敗しないための事前準備

葬儀社選びで一番大事なのは、亡くなってから慌てないこと。ティアを検討するなら、以下の準備を元気なうちに済ませておくと、当日の判断がぐっと楽になります。

事前相談で必ず確認したい5項目

  • プラン金額に含まれるものと含まれないものの一覧(紙でもらう)
  • 想定人数で組んだ場合の総額の概算(飲食・返礼品込み)
  • お布施の地域相場(菩提寺がない場合の僧侶紹介サービスの有無)
  • 追加が発生しやすい項目とその金額レンジ
  • キャンセル時の手数料の取り扱い

事前相談は無料で、しつこい営業もありません。私の知人もティアで事前相談を受けて、その場で見積書を3パターン出してもらい、家に持ち帰って家族と話し合った後で入会しました。1〜2時間あれば十分です。

エンディングノートで決めておくべきこと

葬儀社が決まっていても、規模・宗教者の有無・葬儀後の納骨方針が決まっていないと、当日に家族が悩みます。エンディングノートの書き方をまとめた記事で項目別の書き方を紹介していますので、ティアの事前相談と並行して書いておくと、残された家族の心理的な負担が大幅に減ります。

ティアが向いている人・向いていない人

20年現場を見てきた立場から、最後にざっくりと適性を書きます。

ティアが向いている人

  • 中部圏(とくに愛知・岐阜・三重)に住んでいる
  • 直営会館で品質が均一なところがいい
  • 互助会の積み立てや解約トラブルが嫌
  • 見積書をしっかり出してくれる会社が安心
  • 家族葬・一般葬を50万〜120万円の予算で考えている

ティアが向いていない人

  • とにかく総額20〜30万円台で抑えたい(仲介型のほうが向く)
  • 菩提寺との付き合いが長く、寺院併設の会館を希望する
  • 豪華絢爛な祭壇を組みたい(ティアの祭壇はやや上品系)
  • 会館のない地方部に住んでいる

正直、私は「ティアの会の入会金1万円を払って損する人はいない」と思ってます。月会費もないし、退会時の返金トラブルもない。事前相談に行ってみて、合わなければ入会しなければいいだけです。互助会のように何十万も積み立てる前提の会社と比べると、ティアの会員制度の心理的ハードルは圧倒的に低い。

よくある質問

Q1. ティアの会は退会できますか?退会金はかかりますか?

退会は可能です。退会金はかかりません。ただし、入会金10,000円は返金されません。買い切り型の制度なので、一度払ったお金は戻ってこないという理解でいてください。月会費・年会費もないため、退会しないで放置していてもデメリットはありません。引っ越しなどで使わなくなりそうな場合も、無理に退会する必要はないと私は思います。

Q2. 亡くなった当日でもティアの会に入会できますか?

亡くなった後の入会では会員価格は適用されません。これがティアの会の数少ないデメリットです。お申し込みから会員価格の適用までに数日かかる仕組みになっているため、入院中・危篤状態の段階で入会するのが現実的なタイミング。すでに亡くなってからティアに連絡された場合は、一般価格での施行になります。事前相談の段階で必ず入会まで済ませてください。

Q3. ティアの家族葬で実際に支払った総額の中央値はどのくらいですか?

参列者20〜30名の標準的な家族葬で、お布施を含めた総額の中央値は100〜130万円程度というのが現場での感覚です。これは飲食費・返礼品・お布施を含んだ最終支払額のこと。プラン金額の62万円だけで終わるケースはほぼありません。逆に、参列者を10名以下に絞り、宗教者を呼ばず、お返しを当日返しの簡素なものにすれば、70万円台に抑えることも可能です。

Q4. ティアは菩提寺がなくてもお坊さんを紹介してもらえますか?

はい、宗教者紹介の仕組みがあります。仏教各宗派・神道・キリスト教まで対応しており、お布施の目安も事前に提示してくれます。菩提寺がない方には便利な仕組みですが、紹介された僧侶との一度きりのお付き合いになるため、四十九日・一周忌など今後の法要をどう進めるかは別途検討が必要です。四十九日の数え方と法要スケジュールを参考に、葬儀後の流れも合わせて考えてください。

Q5. ティアの一日葬と火葬式(直葬)の違いは何ですか?

火葬式は通夜・告別式を行わず、火葬のみで送る形式(16万円〜)。一日葬は通夜を省略して告別式と火葬を1日で行う形式(44万円〜)。一日葬は祭壇・読経・会葬者へのお別れの時間があるので、家族・親族にとっての納得感は火葬式より高い傾向があります。火葬式は費用を最優先したい場合や、ご本人の希望がはっきりしている場合に選ばれます。

Q6. ティアでは支払い方法に分割払いやクレジットカードは使えますか?

主要なクレジットカードに対応しており、提携ローン会社による分割払いも利用可能です。葬儀費用は突発的な大きな出費なので、現金一括が難しい場合はカード払い・ローンも検討できます。ただ、ローンは利息がかかるので、可能ならご家族で立て替え、葬儀後に故人の口座から精算するほうが負担は少ないです。銀行口座凍結時の仮払い制度を使えば、口座凍結後でも葬儀費用分は引き出せます。

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