【性格診断】葬儀屋に向いている人・向いていない人の決定的な違い7選|「優しいだけ」では務まらない理由とは?
「自分は感受性が強いけれど、葬儀の仕事が務まるだろうか?」
「人と話すのは好きだけど、悲しんでいる人にどう声をかけていいか分からない」
葬儀業界への転職を考える際、多くの人が「自分の性格がこの仕事に合っているか」悩みます。
一般的に「葬儀屋さん=穏やかで優しい人」というイメージがありますが、実はそれだけでは務まりません。時には感情を押し殺して冷静に進行する「冷徹さ」や、予期せぬトラブルを笑って乗り越える「図太さ」も求められる特殊な仕事です。
この記事では、現役スタッフの視点から分析した「葬儀業界に向いている人・向いていない人の特徴」を具体的に解説します。
あなたがこの仕事で輝けるかどうか、チェックリストとして活用してください。
【診断】葬儀屋に向いている人の特徴 5選
まずは、この仕事で長く活躍している人に共通する資質をご紹介します。
特別な才能は必要ありません。以下の要素がいくつか当てはまれば、あなたは高い適性を持っています。
1. 「聞き上手」である(傾聴力が高い)
葬儀屋にとって、話すスキルよりも圧倒的に重要なのが「聞くスキル」です。
打ち合わせの際、ご遺族は悲しみで混乱しており、要望をうまく言葉にできません。
「故人様はどんなお色が好きでしたか?」「どんな趣味をお持ちでしたか?」と質問を投げかけ、ポツリポツリと語られる思い出話にじっくり耳を傾ける。
この「沈黙を恐れず、相手の言葉を待てる人」は、最強の葬祭ディレクターになれます。
2. 気持ちの切り替えが早い(精神的タフさ)
これが最も重要かもしれません。
葬儀の現場では、悲しい場面に毎日立ち会います。ご遺族の涙にもらい泣きすることもあるでしょう。
しかし、一つの式が終われば、すぐに次のお客様(別のご遺族)の対応が始まります。
前の現場の悲しみを引きずったまま暗い顔で接客するのは、次のお客様に対して失礼にあたります。
「仕事は仕事」と割り切り、終わった瞬間にスイッチを切り替えられるサバサバした性格の人の方が、メンタルを病まずに長く続けられます。
3. お節介焼きで、人に喜ばれるのが好き
「言われたことだけやる」のではなく、「もっとこうしたら喜ぶかな?」と先回りして動ける人です。
- 足の悪い方がいれば、スッと椅子を用意する
- 故人様が好きだったコーヒーを、こっそり祭壇にお供えする
こうしたマニュアルにない「小さなお節介」ができる人は、ご遺族から深い感謝をされ、それが自身のやりがい(ガソリン)となって仕事を続けられます。
4. 体力と根性がある(体育会系)
葬儀屋は「究極のサービス業」でありながら、実態は「肉体労働」です。
- 重い祭壇機材や棺の運搬
- お通夜から告別式まで長時間の立ち仕事
- 不規則な睡眠時間
これらを乗り越えるための基礎体力は必須です。部活動などで身体を動かしてきた経験がある人は、それだけで大きなアドバンテージになります。
5. 臨機応変な対応を楽しめる
葬儀にハプニングは付きものです。
「参列者が予想の倍来た!返礼品が足りない!」「急な雨で出棺の動線を変えなきゃ!」
そんなピンチの時に、パニックにならず「さて、どう切り抜けようか?」と冷静に対策を考えられるタイプは、現場の司令塔として重宝されます。
【要注意】葬儀屋に向いていない人の特徴 3選
逆に、以下のような性格の人は、入社しても早期離職してしまうリスクが高いです。
もし当てはまる場合は、少し考え直すか、意識して改善する覚悟が必要です。
1. 感情移入しすぎてしまう人
「優しい人」ほど陥りやすい罠です。
ご遺族の悲しみを自分ごとのように受け止めすぎてしまい、一緒に泣いてボロボロになってしまう…。
これではプロとして式の進行ができませんし、何よりあなたの心が持ちません。「共感はしても、同調はしない」という境界線を持てない人は、この仕事は辛すぎるかもしれません。
2. ルーズな人(時間・約束を守れない)
葬儀業界において「遅刻」は致命的な罪です。
火葬場の時間は分単位で決まっており、1分の遅れも許されません。
普段から「5分くらいの遅刻ならいいや」と考えている人や、忘れ物が多い人は、取り返しのつかない大きなクレームを起こす可能性があります。
3. プライドが高く、頭を下げるのが苦手な人
葬儀の現場では、理不尽な理由で怒られることが多々あります。
「焼香の案内が遅い!」「料理が冷めている!」など、自分の責任でなくても、会社の代表として「申し訳ございません」と頭を下げなければなりません。
ここで「自分は悪くないのに」と反発心を持ってしまう人は、ストレスが溜まり続けてしまいます。
Q. 「お化け・幽霊が怖い」人は向いていない?
A. 全く関係ありません。安心してください。
現場スタッフの99%は霊感なんてありませんし、お化けを見たこともありません。
最初はご遺体を見ることに抵抗があるかもしれませんが、それは「未知のものへの恐怖」です。
毎日接していると、ご遺体は「怖いもの」ではなく、「最期のお世話をさせていただく対象(お客様)」という認識に変わります。
3ヶ月もすれば、夜中の霊安室に一人で入ることも何とも思わなくなります。
「適性がないかも」と思った方へのアドバイス
「自分は感情移入しやすいタイプだからダメかも…」と思った方も、諦めるのはまだ早いです。
性格は仕事を通じて変えていく(適応させる)ことができます。
また、職種を選ぶことで解決できる場合もあります。
- 接客に自信がない人:
ご遺体に接することに特化した「納棺師」や、祭壇を作る「生花部」、裏方として支える「事務・経理」なら活躍できるかもしれません。 - 体力に自信がない人:
大手葬儀社の「コールセンター部門」や「事前相談サロンのスタッフ」なら、肉体的な負担を抑えてお客様に寄り添うことができます。
まとめ:一番の才能は「人の役に立ちたい」という想い
葬儀屋に向いている人・向いていない人の特徴を挙げましたが、これらはあくまで目安です。
現役のベテランスタッフたちも、最初から完璧だったわけではありません。
失敗して落ち込んだり、ご遺族と一緒に泣いてしまったりしながら、少しずつ「プロの葬儀屋」になっていきました。
最終的に一番大切な適性は、「誰かのために一生懸命になれること」。
この気持ちさえあれば、スキルや精神的な強さは後からついてきます。
「不器用だけど、誰かの役に立ちたい」。そんな熱い想いを持っているあなたなら、きっとこの業界で素晴らしい仕事ができるはずです。



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