【学歴不問】葬儀業界は「中卒・高卒」でも出世できる?大卒との給料格差や、20代で管理職を狙う「成り上がり」キャリアパス
「最終学歴が中卒・高卒だけど、正社員になれるかな…」
「大卒じゃないと、給料が低かったり、出世できなかったりする?」
就職活動において、どうしても気になってしまう「学歴の壁」。
多くの企業が「大卒以上」を応募条件とする中、進路に悩んでいる若者も多いのではないでしょうか。
しかし、葬儀業界は違います。
結論から言えば、葬儀業界は「学歴」がほとんど役に立たない、完全実力主義の世界です。
中卒・高卒で入社し、大卒の同期をごぼう抜きにしてエリアマネージャーになった人や、20代で独立して社長になった人がゴロゴロいます。
この記事では、なぜ葬儀業界では学歴が関係ないのか、高卒スタートが大卒に勝てる理由、そして学歴コンプレックスを武器に変えて成功するためのロードマップを徹底解説します。
第1章:なぜ葬儀業界は「学歴不問」なのか?3つの理由
求人サイトを見れば分かりますが、葬儀社の応募条件の9割は「学歴不問」です。
なぜ、これほどまでに学歴を重視しないのでしょうか。
1. 葬儀の仕事に「偏差値」は必要ないから
葬儀の現場で求められるのは、以下のようなスキルです。
- 重い祭壇をテキパキと組み立てる「体力」
- 悲しむご遺族に寄り添う「優しさ(EQ:心の知能指数)」
- 予期せぬトラブルに対応する「機転」
- 丁寧な言葉遣いと「マナー」
これらは、学校のテスト勉強では身につきません。
どれだけ高学歴で難しい数式が解けても、ご遺族の前でボソボソとしか喋れない人より、元気よく「お任せください!」と言える高卒スタッフの方が、圧倒的に「優秀」と評価されるのです。
2. 「徒弟制度」の名残がある職人世界だから
葬儀業界、特に「納棺師」や「生花部」、そして「葬祭ディレクター」も、本質的には職人仕事です。
「見て盗め」「やって覚えろ」という文化が根強く残っています。
職人の世界において、重要なのは「どこの大学を出たか」ではなく、「どれだけ早く現場に出て、どれだけ多くの場数を踏んだか」だけです。
そのため、頭でっかちな人よりも、素直に体を動かせる若手の方が可愛がられ、技術を早く習得できます。
3. 人手不足で「やる気」のある若者が喉から手が出るほど欲しい
少子高齢化で若手の人材確保が難しくなっている今、葬儀社にとって「若さ」はそれだけで最強の武器です。
「学歴なんて気にしない。やる気と免許さえあれば、ウチで一人前に育ててやる」という気概を持った社長が多いのも、この業界の特徴です。
第2章:気になる「お金」の話。大卒と給料格差はある?
「でも、初任給は違うんでしょ?」と思いますよね。
リアルな給与事情を公開します。
スタート時は「数万円」の差があることも
大手互助会(冠婚葬祭などの積立システムを持つ大企業)の場合、給与テーブルが学歴別に決まっていることがあります。
- 大卒初任給:22万円〜
- 高卒初任給:18万円〜20万円
このように、基本給で月2〜4万円程度の差がつくケースはあります。
しかし、この差は入社1〜2年で簡単にひっくり返せます。
「手当」と「残業」で逆転可能
葬儀業界の給与は、「基本給+手当」で構成されています。
現場に出られるようになれば、以下のような手当がつきます。
- 担当手当(インセンティブ):1件担当するごとに5,000円〜など
- 夜勤手当:1回1万円など
大卒の新人が研修で座学をしている間に、高卒のあなたが現場に出て夜勤や担当をこなせば、入社1年目から手取りで大卒を上回ることは十分に可能です。
「学歴給」よりも「現場給」のウェイトが高いのが、この業界の魅力です。
第3章:高卒スタートが「大卒に勝てる」これだけの理由
実は、葬儀業界においては「早く社会に出る(高卒・中卒)」こと自体が、大卒に対する巨大なアドバンテージになります。
1. 大卒が入社する頃には「4年のキャリア」がある
これが最大のメリットです。
大卒の人間が22歳で新入社員として入ってくる頃、18歳で就職したあなたは既に4年目。
葬儀業界での4年は、一通りの業務をマスターし、部下を持っていてもおかしくないレベルです。
22歳の新人が右も左も分からない状態で入ってきた時、同い年(あるいは年下)のあなたが「先輩」として仕事を教えることになります。
この「4年の差」は、大卒組がどれだけ優秀でも簡単には埋まりません。
2. 吸収力が違う
10代後半の脳や身体は、スポンジのように物事を吸収します。
変なプライドや「前のバイトではこうだった」という固定観念がないため、葬儀の作法や言葉遣いを素直にインストールできます。
結果として、お客様から見ても「若いのによくできた子だ」と可愛がられ、指名をもらいやすくなります。
第4章:ただし、これだけは覚悟しておけ!中卒・高卒のハードル
良いことばかりではありません。学歴がない分、自分で努力して補わなければならない部分もあります。
1. 「漢字」と「一般常識」の壁
葬儀の仕事では、のし袋の表書き、看板の作成、お礼状の文面作成などで、難しい漢字(旧字体など)や敬語を使います。
「読み書きが苦手」では仕事になりません。
【対策】
入社してから必死で勉強しましょう。今はスマホですぐ調べられますが、最低限の読み書きやビジネスマナーは、大卒以上に意識して身につける必要があります。
2. 普通免許(AT限定可)は「必須」
学歴は不問でも、「免許」だけは必須条件としている会社が99%です。
霊柩車や寝台車、機材運搬車など、車に乗れないと仕事の幅が狭まります。
【対策】
高校卒業までに、あるいは入社までに必ず免許を取得しておきましょう。これが唯一にして最大の「応募資格」です。
3. 大手企業の「本社管理部門」は狭き門かも
現場のトップ(支配人やエリアマネージャー)までは学歴関係なく行けます。
しかし、超大手企業の「本社の人事部」や「財務部」といったバックオフィス業務に行きたい場合は、大卒資格が求められることがあります。
第5章:中卒・高卒から「年収600万」を目指すロードマップ
では、実際にどうやってキャリアを積み上げていけば良いのか。具体的なステップを紹介します。
STEP1:18歳〜20歳(下積み・修行)
まずは地域密着型の専門葬儀社に入社します。
最初は先輩の運転手や、設営のアシスタントからスタート。
とにかく「元気よく挨拶する」「遅刻しない」「言われたことをメモする」を徹底してください。
この時期は月収20万〜23万円程度です。
STEP2:21歳〜25歳(一人立ち・稼ぎ時)
入社3年を過ぎれば、一人前の「葬祭ディレクター」として担当を持てるようになります。
夜勤もバリバリこなし、担当件数を増やしましょう。
インセンティブが入るようになり、月収30万〜40万円(年収450万〜500万円)が見えてきます。
この時点で、同年代の一般的なサラリーマンより稼げているはずです。
STEP3:26歳〜(管理職・資格取得)
実務経験が5年を超えたら、「葬祭ディレクター1級」の試験を受けましょう。
この資格さえ取ってしまえば、もう学歴なんて誰も気にしません。「1級葬祭ディレクター」という肩書きが、あなたの最終学歴を上書きしてくれます。
管理職になれば年収600万円以上も十分に可能です。
第6章:実際に活躍している「高卒」先輩スタッフの声
現場には、あなたと同じ境遇から成功した先輩がたくさんいます。 Cさん(24歳・男性・高卒・エリアチーフ) 「高校時代は勉強が大嫌いで、成績もビリの方でした。
でも、体を動かすのは好きだったので、葬儀社に入社しました。
最初は敬語もろくに喋れませんでしたが、先輩に怒られながら必死に覚えました。
今は入社6年目で、3つの会館を統括するチーフを任されています。
最近入ってきた大卒の新人に仕事を教えている時、『あぁ、勉強だけが全てじゃないんだな』と実感しますね。
稼いだお金で、この前憧れだったSUVを買いました!」
まとめ:学歴コンプレックスは、この業界で武器になる
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もしあなたが、「自分には学歴がないから…」と引け目を感じているなら、その悔しさやコンプレックスを全部、葬儀の仕事にぶつけてみてください。
「勉強はできなくても、人の痛みがわかる」
「理屈をこねるより、先に体が動く」
そんなあなたの良さが、この業界では最高の才能として評価されます。
葬儀業界は、スタートラインでの学歴差別が一切ない、数少ないフィールドです。
必要なのは、卒業証書ではなく「普通免許」と「やる気」だけ。
さあ、実力一つで成り上がるチャンスを、その手で掴み取ってください。



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